TOP > メタボ健診 効果 > メタボ健診はメタボ対策になるか
メタボ健診はメタボ対策になるか
|
メタボ健診がスタートし、誰もが思っていることが一つあるのではないでしょうか。メタボ健診で本当にメタボリックシンドロームを予防できるのか、という事です。
いくらメタボ健診と銘打っていても、乗り気でない方も多いことでしょう。「実際にメタボリックシンドロームであるかどうかの判断がしっかりできるのか」「そうでなければ全く意味がない」「それに対する指導も適切でなければ、予防は難しく、ただ時間を無駄にするだけだ」そんな不安に駆られがちです。
メタボ健診で検査する項目が、どれもメタボリックシンドロームを定義する上で重要な指標であることは確かです。そして、基準値はこれまでの実績を踏まえた上で、何度も検討を重ねた中で定められたものです。しかし、だからと言って健診が絶対とは言い切れません。メタボ健診はまだ実績が皆無だからです。
何かを始める時、そこには決して保障はなく、間違っている可能性があります。しかし、それを指摘していたらキリがなく、何も始まらないのも事実です。
不安はもっともです。躊躇する気持ちは十分わかります。しかしそれを押し殺し、ぜひ受けてみる事をお勧めします。4月から健診を受ける一人一人がサンプルのようなものです。しかし、その数が増えれば増えるだけ信憑性が増し、積み重ねられた実績をもとに、確かな予防手段が作られていくのです。
健診は受けてみるべきです。財政等に関する不信感を訴えるのは別の問題です。健診自体は私たちの健康に密接に関わっています。メタボ健診の内容は国民全体で作り上げていくべきものなのです。