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FX業者の選択は慎重に
FX業者は突如破綻することがあります。2007年10月、札幌市の「エフエックス札幌」(谷康広社長)が債務超過に陥り、顧客にFX取引の強制決済を通知するという事態になりました。
金融商品取引法は、会社の資産と顧客の資産を分けて管理するように定めています。しかし同社は分けて管理していなかったため、破産管財人は、預かり金返還について「一部返還の可能性があるが、どのぐらいかは分からない」と説明。負債総額が約23億3280万円ということを考えると、預かり金は保全されない可能性が高いと見られています。
同社は破綻の原因を「米サブプライム住宅ローン問題で大きな損失を出した」としていますが、分別管理さえされていればFX取引を行なう顧客の資産には影響はなかったはずです。
FX業者を選ぶ場合には、まずこの資産分別が徹底されていることが重要です。預かり資産を信託銀行などに信託し、会社が倒産した場合でもその資産を保全する「信託保全」されていると確認できることが望ましいと言えます。
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