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「景気回復の2007年」は実現するの?
2007年は景気回復の年になるのでしょうか。「いざなぎ景気超え」と言われる好景気の真っ直中だと政府は言いますが、何だか今ひとつ景気が良い感じがしないというのが実感でしょう。為替市場でドル安円高が定着しそうなのも気になります.
実際、数字の上では好景気とはいえ、企業は好調な輸出に支えられ、一方では賃金カットやリストラとかをしているからこその好調です。庶民にとっては、決して好景気なわけじゃないよ…ってことになってしまいそうです。まして円高で企業収益が減少に向かったら...ですね?
景気はゴールデンサイクル(別の回で後述)にあり、景気の4つの波が昨年末には全部上昇したため、2010年くらいまではずっと好景気が期待できるという主張もあります。いざなぎ景気超えの好景気の実感はこれから得られるのかもしれません。しかし、過去の厳しさはデフレのせいだったからと言われて,それならこれからは大丈夫とすぐに納得できますか?
1つの希望と言っては失礼ですが、団塊の世代の方々の大量定年退職が、景気が良い方向に向かうきっかけになるかも知れません。ただ、高額な賃金を払わなくなる一方で膨大な退職金が必要になるため、今後すぐに賃金が上昇に向かうわけではないでしょう。
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