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市場リスク

外国為替取引にはいくつかの主要なリスクがありますが、その中で中心となるのが市場リスクです。

これは、外国為替の相場(レート)が変動することにより損益が変動することです。

たとえばあなたが米ドルを対円で(「ドル/円で」と略しますが)1ドル=116円の時に1万ドル売った場合、米ドルの相場が高くなって1ドル=120円になると4円×1万ドル=4万円の損失が出ます。

同様に1ドル=116円の時にドル/円で1万ドル買った場合には、1ドル=110円になると6円×1万ドル=6万円の損失となります。

これが市場リスクで、マーケット・リスク相場変動リスク、レート・リスクという名前で呼ばれることもあります。

なお、上の2つの例はスポットの変動に関するものですが、2国間の金利差を反映するスワップの相場も、金利の変動を反映して当然変動します。

例えば「スワップポイント1銭」(1日あたり1銭の利益)という業者で取引を開始しても、このスワップポイントは固定したものではないことに注意しましょう。極端な場合、金利差が逆転することもあるのです。


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