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スワップポイントの落とし穴

スワップポイントは、「2通貨間の金利差を、為替レートに引きなおした数値」です。

円の低金利の下では、外貨の買い持ちであれば毎日スワップ収益が発生し、スポットで損失が出てもその一部はスワップ収益で相殺されます。これが為替の特徴です。

スワップについて注意すべき点が2つあります。1つは、スワップポイント(例えばドルと円の金利差が年率4%、スポットが115円であれば1年間で4.60円。1日あたり1銭あまり)は短期間ではスポットの急変時には「焼け石に水」程度で、スワップを重視する為替戦略は長期的観点でなければならないことです。

一方長期の間には金利差も変動する可能性が高く、またその間に為替が円高になる局面ではスワップポイントも縮小します。長期保有のスワップにもリスクはあるのです。

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