為替の注文の方法
為替の注文(オーダー)の方法にはいくつかの種類があります。
基本的には「指値(さしね)注文」と「成行(なりゆき)注文」の2種類です。
指値注文とは、価格水準を指定して、その値段で「買いたい」とか「売りたい」という形で出す注文のことです。チャートなどを元に、割安・割高の判断に基づいて水準を決めます。
指値注文をする時には、その注文の有効期限を指定する必要があります。
たとえば「今日一日有効」といった場合や、「取消しを指示するまで有効」といった形で指図できます。後者の場合は、取消を忘れると忘れたころに思わぬ水準で約定が成立してしまうので、注意しましょう。
成行注文は、現在市場にある価格で売り買いすることを指示するものです。
極端に言えば、どんな価格で失効されても文句の言えない注文ですが、為替の場合には、取引する時点で売値と買値が提示されるため、取引しないこと(Nothing)を選択できるのは株式などの取引にはないメリットです。。